August, 26, 2019, Boston--Cignal AIの「光ハードウエアレポート」によると、光ハードウエア投資は、2Q19中にすべての地域で、またすべとのビジネスセグメントで増加した。Huaweiは、中国で減速し、競争と政治的な圧力が増加したにも関わらず、世界で最大市場シェアを維持し、堅調であった。
今期は、CALAで改善を記録し、多四半期反転で前年比30%増だった。EMEAもすべての製品セグメントで拡大成長した。北米の全体的な成長は小さく、今期、大きなSLTE収益増がなかったら再びマイナスになっていただろう。最後に、過去数四半期の日本の急拡大は、より穏やかなペースに落ち着いてきた。Ciena、NEC、Huaweiが主に恩恵を受けた。
Cignal AIのリードアナリスト、Scott Wilkinsonは、「Huaweiは、概して年最強四半期で市場シェアを維持することができた。多くの光コンポーネントの輸出禁止、EMEAとAPACでHuaweiとの競合勝利レポートにも関わらず、同社の市場シェアは堅調だった」とコメントしている。
2Q19光ハードウエアレポートの要点
・WDM長距離(LH)支出増。LH支出は、日本を除くすべての地域で回復した。コンパクトなモジュラー装置と新しい高速コヒレントオプティクスが投資に影響を与えている。
・WDMメトロは北米では下降、他のすべての地域では増加。北米での低迷要因は、新しい高速オプティクスのビット単価低減、5G出荷などの競争優先度である。
・SONET/ESD踏みとどまる。APACとEMEAでの成長が、北米でのSONET/ESDの持続的低下を相殺。この成長は、既存ネットワークの拡張とアップグレードによるものである。新規の構築はない。
・中国の成長減速。中国の成長は、ZTEシャットダウンと1年前の収益がないため、目覚ましく見える。ZTEの業績を除外すれば、成長は減速した。
・コヒレントオプティクス出荷は、2019年、約100万の100G相当ポートに達する。これは、帯域で2018年に対して40%増となる。