August, 23, 2019, Mountain View--Synopsys, Incは、QTronic GmbHを買収することで最終合意に達したと発表した。QTronicは、自動車ソフトウエアとシステム開発向けシミュレーション、テストツール、サービスのリーダー。完了すると、この買収はSynopsysの自動車ソリューション製品ポートフォリオを広げることになる。同社の製品ポートフォリオは、自動車Tier1およびOEM企業に貢献するものであり、技術開発と顧客導入を促進する経験豊富なエンジニアチームを加えることになる。
取引は、若干の海外規制手続を含む、通例の手続完了条件に従い、2019年Synopsys会計年第4四半期に完了の見込。取引条件は非公開。
自動車ソフトウエアの急速な成長は、ハードウエア、ソフトウエア、物理的コンポーネントの複雑な相互作用と相俟って、将来の動力装置、電気自動車、ADAS、自律走行システムを開発している自動車メーカーやそのサプライヤにとって大きな課題を生み出している。これらの課題に対処するために、自動車会社は、仮想(バーチャル)開発と試験環境を導入しようとしている。これらは、ソフトウエア開発早め、連続的統合の促進、OTAアップデートを可能にする。QTronicのシミュレーションとテストツールは、自動車エレクトロニクスサプライチェーンの至る所で、Synopsysの、システムとソフトウエア開発の包括的な自動車バーチャルプロトタイピングソリューション提供を促進する。
「半導体からOEMsまで、自動車会社は、ますます複雑になるソフトウエアリッチな自動車エレクトロニクスシステムの開発、評価、テストを加速しようとしている」とSynopsys Verification Groupのジェネラルマネージャ、Manoj Gandhiはコメントしている。さらに同氏は、「QTronic買収で、バーチャルプロトタイピングソリューションのリーダーとしてのわれわれの座を強化し、自動車会社が車輌ソフトウエアを早期に、迅速に、より優れた開発ができるように、継続して強力なバーチャル開発ソリューションとテストソリューションを提供していく」と付け加えている。
(詳細は、https://news.synopsys.com/)