July, 29, 2019, Boston--Cignal AIの「オプティカル・アプリケーションレポート」によると、コンパクトモジュラーオプティカルハードウエアが以前にもまして多くのネットワークアプリケーションで使用されるようになっており、2019年第1四半期中、販売を押し上げた。
コンパクトモジュラーオプティカルシステムは、まずクラウドオペレータが、データセンタインタコネクトアプリケーションに採用したが、それ以来、多くの他のオペレータやアプリケーションに著しく拡大した。市場シェアリーダーには、Ciena Waveserver、Infinera CXおよびGroove、Cisco 1000シリーズが含まれる。
コンパクトモジュラーカスタムベースがクラウドやウエブスケールオペレータを超えて拡大しているので、レポートの説明によると、ほとんどの地域で大きく伸びている。これには、ネットワークディスアグリゲーションを追求する伝統的な通信顧客も含まれる。コンパクトモジュラーハードウエア販売は、Q1に2億7500万ドルを超え、今年の販売額は10億ドルを上回る見込である。
「コンパクトモジュラーフォームファクタのネットワークアプリケーションは、元のデータセンタインタコネクト導入を遙かに上回って拡大した」とCignal AI光ハードウエア主席アナリスト、Scott Wilkinsonは言う。「現在、アプリケーションに含まれるのは、通信ネットワーク、メトロおよびLH導入、さらに海底導入の初期トライアルまで。予測では、新しいコンパクトなモジュラー製品が様々なベンダから市場投入されるので、この支出は2019年に増加する傾向である」と同氏は話している。
1Q19アプリケーションレポート要点
・Cienaは、Q1に市場シェア50%超となり、コンパクトモジュラーで、その優位性を拡大した。Infinera/Coriantを合わせた販売は減少したが、No.2を維持した。
・Acacia AC1200ベースプラットフォームは、次の四半期に影響が出ると見られている。Ciscoのコンパクトモジュラー販売は、NCS1004プラットフォーム待ちで、Q1に一息ついた。
・約500kの物理コヒレントポートが、過去12ヶ月に出荷された。現在、コヒレントポートの70%以上を、市場の上位5ベンダが出荷している。
・2018年回復年以降、LHポート出荷が増え始めた。メトロの成長も同じペースで進んでおり、これは次世代コヒレントが100Gbpsからのアップグレードを可能にしたためである。
・パケットOTN成長は減速。新規の導入は、中国とAPACの一部に限られる。他の地域のネットワークが、パケットOTNアーキテクチャから進化して脱しているからである。
(詳細は、https://cignal.ai/)