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AR/VR ROIに対する企業の信頼度増

July, 23, 2019, Sunnyvale--ABIリサーチの調査では、産業界全体で、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)ソリューションの価値に対する理解と受け入れが、継続的投資と成長の原動力になっている。加えて、ハードウエアとソフトウエアシステムの進歩、機能増強が多くの利用例でロバストな客観的価値を作り出している。
 ABIリサーチによると、より多くのROI(投資対効果)データポイントが利用できるようになるにしたがい、この成長トレンドは続く。また、エンタプライズAR/VR顧客は、その取り組みを継続して拡大する。ケーススタディは、AR/VR組み込みの計り知れないROIを強調しており、訓練時間は最大50%減、全般的な効率向上も同様の成果を挙げている。
 ABIリサーチアナリスト、Eleftheria Kouriは、「成功したケーススタディは、ビジネスが、遠隔の専門技術やARトレーニングなどの利用例により即座の際立つROIが見られると証明している」と指摘する。例えば、出張コスト、教育者や外部のファシリティを必要とする訓練コースは、飛躍的に費用を押し上げる。ARとVRソリューションは、出張コストを最小化し、同時に時間も短縮するので、正式なトレーニング中およびその後でも、ゼロコストで、多数のト

    ライアルや反復が可能になる。余分なリソース/材料を消費することがなく、監督も不要である。新興技術は、他の重要な指標にも大きな影響を与える。例えば、従業員管理と満足を高めながら従業員の事故も大幅に減らせる。
     PorticoやPixoVRなどの企業は、VRソリューションの活用によりトレーニング時間が大幅短縮となることを証明している。ポルシェ(Porsche)は、ARガイダンスとリモート支援をメンテナンスに利用したとき、サービス分解時間を40%減らした。また、ボーイング(Boeing)は、従来の文献や訓練法と比べてARでは生産時間を35%減とすることができた。市場には多くの成功例がある。それらは、新興ソリューションが、従業員の効率に関して、生産と品質の改善、顧客サービス、装置の寿命改善をもたらすという利点を証明している。総合設備効率(OEE)は、AR/VRから大きな恩恵を得ている、特にサービス分解率、誤り率/欠陥率、計画外の総ダウンタイムの減少である。
     「AR/VRアプリケーション、IoTあるいはAIなど他の画期的な技術との組合せ、市場における成功実現の増加をもっと深い調査により、エンタプライズにおけるAR/VRソリューションの価値が証明される」とKouriは結論付ける。「ハードウエアとソフトウエアの進歩と、さらに競争力のある価格が自然に起こり、不確実性の最小化にはより長期の実装が必要になる。また、セキュリティ、変更管理などの潜在的な課題の判断や対処、また思い通りの安定したデジタル変革を促進する最良の実行を判定するためにも、より長期の実装が必要になる」。
     レポートは、「AR/VR利用例およびケーススタディ: エンタプライズ現場実施と拡張導入」アプリケーション分析レポートである。
    (詳細は、https://www.abiresearch.com/)