April, 4, 2019, Framingham--International Data Corporation(IDC)のレポート「グローバル四半期拡張現実と仮想現実ヘッドセットトラッカー」によると、AR/VRヘッドセットの世界的出荷は、前年から54.1%増加して、2019年には890万ユニットに達する見込である。2019-2023予測期間にCAGR 66.7%で継続的に力強く成長し、世界的な出荷は、2023年には6860万ユニットに達すると予測されている。
IDCは、5年CAGR 46.7%で、VRヘッドセットは、2023年には3670万なニットに達すると予測している。様々な製品と形状の中で、スタンドアロンヘッドセットが、2023年には全VRヘッドセット出荷の59%を占め、これにTethered Head-Mounted Displays (HMDs)が37.4%の出荷シェアで続き、残りはScreenless Viewersとなる見込みである。ARヘッドセット市場では、総出荷は、CAGR 140.9%、2023年には3190万ユニットに達する見込みである。ここでも、スタンドアロンヘッドセットが市場をリードし、2023年には、シェア55.3%で、176万ユニットが出荷される見込みである。これに、44.3%シェアで、Tethered HMDsが続き、Screenless Viewersのシェアは1%未満である。
「Oculus、HTC、Microsoftなどのブランド、およびその他からの新しいヘッドセットが、2019以降の市場拡大に寄与する」とIDCのモバイルデバイストラッカー調査マネージャ、Jitesh Ubraniは指摘する。さらに同氏は、「とは言え、AR/VR市場を動かすのは単にヘッドセットメーカーの新製品だけではない。クワルコムの最新シリコンも、ハードウエアパートナーに力を与え、コンテンツクリエータにはネットワーク接続ができるようにすることで大きな役割を果たすことも期待できる」とコメントしている。
全般的なAR/VRヘッドセット市場については、全ヘッドセットの約2/3が、2023年には商用セグメントに出化される、これは多くのARヘッドセットやVRヘッドセットのかなりの部分がこの対象ユーザに提供するからである。このような導入の産業タイプやユースケースは、劇的に変わるが、主要業種のユースケースには、トレーニングおよびサービスから小売、デザインのすべてが含まれる。
「VR分野の早期採用者の中には、賢明に動いて、技術の商用ユースケースを受け入れるものがいる。ゲーミングやビデオの向こうにある、よりコンシューマセントリックな経験が実現するのを待っているからである」とIDC、Devices & AR/VRグループVP、Tom Mainelliは話している。さらに同氏は、「ヘッドセットビジネスのAR側は、最初から主としてエンタプライズ狙いである、明らかな例外はいくらかある。近い将来、ほとんどのコンシューマは、スマートフォンやタブレットを通じてARを体験するからである」と付け加えている。