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AR/VR世界市場、2019年に200億ドル超

January, 10, 2019, Framingham--拡張現実と仮想現実(AR/VR)への世界的支出は2019年に約204億ドルと予測されている。IDCによると、これは、2018年の121億ドルから68.8%増となる。
 IDCの「半年ごとのARVR支出ガイド」は、AR/VR製品とサービスが、2017-2022年の予測期間を通してこの力強さは続き、5年でCAGR 69.6%に達すると指摘している。
「初期の市場開発は、世界的なAR/VR技術の普及が、10年以上にわたって拡大することを示唆している。幅広い産業基盤に役立つイノベーションは、増え続けるハードウエアとソフトウエアソリューションオプションを通じて、動的なエンドユーザニーズをサポートする。当社の見方では、市場成熟にともない、エンタプライズ投資ではサービスが重要な役割を果たす」とリサーチディレクタ、Marcus Torchiaはコメントしている。
 ARVRソリューションへの世界的支出は、商用部門がリードする。2019年には支出全体の合計シェアは、64.5%、2022年には80%を超える。2019年にARVRに最も多く支出すると見られる産業には、個人およびコンシューマサービス(16億ドル)、小売(15億600万ドル)、個別製造形態(15億4000万ドル)が含まれる。10産業が、5年予測期間に100%を超えるCAGRsが見込まれる、これには州/ローカル政府(123.7%CAGR)、資源産業(120.9%CAGR)、卸売り(120.9%CAGR)が含まれる。
 コンシューマの支出規模は、2019年4つの最大ARVRユースケースの3つを決定する、仮想現実ゲーム(40億ドル)、ビデオ/作品視聴(20億ドル)、拡張現実ゲーム(6億1600万ドル)。2019年にトップ4入りを果たす唯一のユースケースは、トレーニング(18億ドル)であるが、他の2つの商用アプリケーション、オンライン小売展示(5億5800万ドル)と産業保守(4億1300万ドル)は基礎が固まってくる。5年のCAGR 119.2%で、産業保守支出は、2022年には拡張現実ゲームにもう少しで追い越される。複数の他の商用ユースケース(ラボとフィールド、小売展示、人体診断、内部ビデオ撮影)は、予測期間に100%を超えるCAGRsが予測されている。
 ハードウエアは、予測期間を通じて全てのARVR支出の半分以上を占め、これにソフトウエアとサービスが続く。ハードウエア支出の最大カテゴリは、ホスト機器であるが、ARビューアーは5年CAGR 128.3%で大きく伸びる。ARソフトウエア支出も同様に、CAGR 121.8%と際立つ進歩が見込まれており、2021年までにVRソフトウエアを追い越す。また、サービス支出は、力強いCAGRsによって押し上げられる。これは、ARカスタムアプリケーション開発(133.0%)、ARシステムインテグレーション(130.4%)、ARコンサルティングサービス(121.9%)によるものである。ARハードウエア、ソフトウエアおよびサービス支出の力強い成長により、予測期間末までに、全般的なAR支出はVR支出を追い越す。
 地域ベースでは、USが2019年、最大のAR/VR総支出、これに中国(60億ドル)が続く。日本(17億6000万ドル)と西欧(17億4000万ドル)は、2019年に次の2大地域となるが、西欧は、2020年にはNo.3に入る見込である。予測期間でAR/VR支出で最速成長が見込まれる国々は、カナダ(83.7%CAGR)、米国(77.1%CAGR)および中国(76.2%CAGR)。予測期間末までには、カナダは、AR/VR支出でNo.4の地域になると見られている。
(詳細は、https://www.idc.com)