半導体機械製造市場､2023年に1144億ドル

November, 19, 2018, Wellesley--BCCリサーチの｢半導体機械製造: 2023年までのグローバル市場｣レポートによると､半導体機械製造の世界市場は､大きく成長する見込である｡
　半導体は､エレクトロニクス製品で幅広く利用されており､これらは以前にも増して需要が高くなっている｡加えて､スマートシティプロジェクトへの投資増､半導体研究プロジェクトへの投資増が､予測期間で半導体製造装置の需要を牽引すると見られている｡
　半導体機械製造市場規模は､2018年に約578億ドルに達し､2023年までCAGR 14.6%成長で､約1144億ドルに達すると予測されている｡

　主要プレイヤーに含まれるのは､Applied Materials Inc.、ASML Holding N.V. (ASMLF)、Lam Research Corporation (LRCX)、SCREEN Holdings Co.,Ltd.、およびTokyo Electron Limited (TOELF)｡

調査のハイライト
･ウエファ処理装置セグメントが､2018年半導体機械製造市場で最大シェア｡最高成長率も､ウエファ処理装置セグメントからと予測されており､CAGR 15.0%｡
･半導体製造機械市場の最速成長は､西欧で､CAGR 16.8%と予測されている｡これにAPACが続き､CAGR 16.1%｡
･中国と日本が最速成長と予測されており､それぞれCAGR 35.1%､20.9%｡

　｢半導体機械製造市場は､多くの先進国および発展途上国のスマートシティプロジェクトへの投資増の恩恵を受けると見られている｡スマートシティ技術は資産および資源の効率的管理のために利用されている｡交通システム管理､配水網､警察のマネージメントが含まれる｡スマートシティ技術は､IoTデバイスや装置を組み込んでおり､ここでは半導体デバイスが使われているので､半導体機械製造市場のプレイヤーに恩恵がある｣とレポートは指摘している｡