July, 27, 2018, Sunnyvale--インフィネラは、Coriant買収の意向を発表した。この買収は、同社の規模を大きく拡大する。
世界的なネットワーク投資の波が始まり、Infineraは世界最大の光ネットワーク装置ベンダの一つになる。ネットワークオペレータは、それぞれのネットワークを変革して、4Gから5Gへ、OTNからパケットへ、クローズドからオープンネットワークアーキテクチャへ移行しようとしており、この企業統合によりInfineraは、世界的なネットワーク投資の波をフルに活用できる位置を獲得することになる。
Infineraの垂直統合ビジネスモデルは、顧客や投資家の価値を解放する独自の能力を提供する。同社の統合ネットワークソリューションが世界最大のネットワークオペレータの原動力となるからである。調査会社Ovumの予測によると、光ネットワーク投資は、2022年には178億ドルに達する見込である。
戦略的および財務上の論理的根拠
・説得力のある戦略的論理
Infineraの垂直統合ビジネスモデルの規模の経済は、顧客には、より低コストでさらなる高性能を提供し、株主には、より高い利益幅を提供する。この買収は、Infineraの収益をほぼ2倍にし、顧客基盤を拡大し、上位10のグローバルネットワークオペレータ(5社はInfineraには新規)のうち9社、上位6社のグローバルインターネットコンテンツプロバイダ(3社はInfineraにとって新規)を扱うことになる。
・財政的魅力
この買収は2019年には大きく増価する見込である。この増価は、販売される製品コストと営業経費の両方で確認されている1億ドルのコスト削減から来るものである。相乗効果総額2億5000万ドルが2021年にかけて見込まれており、継続的な営業相乗効果とCoriant製品ラインへの垂直統合導入により、ステップ関数的にCoriantの利益は増える。Infineraは、負債のないバランスシートを確保し、3年以内に買収対価を払い戻すキャッシュフローを見込んでいる。
・顧客のネットワークを利するイノベーション
Coriantは、過去5年で約10億ドルをR&Dに投資してきた。目的は、ソフトウエア・オートメーションと、オープンで脱集中的プラットフォームに対する拡大する要求に対処するために同社のポートフォリオを大きく前進させることであった。Infineraは先頃、画期的なInfinite Capacity Engine (ICE4)をベースにした同社のポートフォリオをアップグレードした。両社の力を統合することで、4Gから5Gへ、OTNからパケットへ、クローズドからオープンネットワークアーキテクチャへ移行しようとしている顧客をサポートする強力な新しいポートフォリオが実現される。
最終的な買収合意条件、慣習的な調整にしたがい、Infineraは買収完了時に現金で約1億5000万ドル、推定加算金2500万ドルは買収完了後2四半期で、数年の期間で5500万ドルを支払う。Infineraは、約2100万株を発行し、これにより現金対価と合わせて、買収総額は約4億3000万ドルとなる。
買収完了は、2018年第3四半期の見込である。Infineraの役員会は全員一致でこの取引を承認した。
(詳細は、https://www.infinera.com)