June, 26, 2018, Espoo--フィンランドのVTT技術研究センタは、タンペレ工科大学(TUT)とともに、フィンランドのエレクトロニクス産業再生の一環としてシリコンフォトニクス製品の開発と商用化を促進する。シリコンフォトニクスを用いて、企業はますますコンパクトで、、効率的、手頃な価格の製品を開発することができる。ここでは、光信号は、精密計測、レーザイメージング、高速データ転送などの目的に利用される。
プロジェクトリーダー、Timo Aaltoは、「1960年代以降にディスクリートトランジスタや電子管を置き換えた電子マイクロサーキットを使うのと同じように、間もなくわれわれはシリコンフォトニクスを使うようになる」とコメントしている。
「シリコンフォトニクスを用いてわれわれは個別のコンポーネントで作られたモジュールを光集積回路(PIC)で置き換えることができる。それらは、多数のガスを特定するインテリジェントセンサ、医療イメージングができる小さなシリコンチップ、自律システム向けのナビゲーションシステム、データセンタや光量子コンピューティングと暗号システムにおけるエネルギー効率のよいデータ転送などのアプリケーションで利用される」と同氏は説明している。
VTT主導のRAPS “Ramping up silicon photonics business in Finland”プロジェクトは、シリコンフォトニクスおよび多様なアプリケーションへのその導入を開発する。目的は、シリコンフォトニクスからフィンランド経済の歳入拡大をもたらすことである。それは、2020年に1500ユーロ、2030年には1億ユーロ以上に達する見込である。フォトニクス集積は、世界のトレンドであり、フィンランドが世界市場で成功するチャンスは大きい。
(詳細は、www.vttresearch.com)