シリコンフォトニクスベースQSFP光トランシーバMSA設立

March, 20, 2014, San Francisco--メラノクス(Mellanox Technologies, Ltd)とラノバス(Ranovus, Inc)は、業界コンソーシアムOpenOpticsの設立を発表した。同コンソーシアムは、大規模クラウドデータセンタ相互接続要求をカバーする伝送距離2kmの相互運用性のある100G WDM標準のための波長分割多重(WDM)を標準化する。
OpenOpticsマルチソースアグリーメント(MSA)は、QSFPベースソリューション向けに1550nm WDMレーザとシリコンフォトニクスを組み合わせるもので、これによって最小コスト、最高密度、最高帯域のSMF接続が可能になり、テラビットスケールのデータセンタインフラのROI(投資収益率)が大幅に改善される。

OpenOptics MSAの仕様
・100Gbps、1550nm Cバンド、4×25Gbps WDM
・業界標準媒体:SMFのシングルペア
・伝送距離:2km以上
・標準WDMスペーシング:ITU-Tグリッド
・業界標準フォームファクタ:QSFP28
・データレートの拡張性:400G以上

データセンタ市場の状況についてOvumの主席アナリスト、Karen Liu氏は、「データセンタの要求は加速している。クラウドデータセンタの成長が技術に3重の課題を投げかけている。1つは、他に先行して100Gを必要としているが、それは初めから高密度、ローコスト、導入しやすくなければならない。3番目に、迅速に次の400G、さらには1Tbpsに移行すること。OpenOptics MSAのような業界アライメントは、データセンタに特化したWDMとSMFソリューションによって、このような課題に応えるために極めて重要である」とコメントしている。