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QSFPモジュール市場、トレンドと予測

February, 24, 2017, Toronto--TechNavioの調査によると、世界のQSFPモジュール市場は、2016年に7億5000万個が製造され、2021年には14億4000万個を超える見込みである。
 TechNavioの内蔵システム調査主席アナリスト、Navin Rajendra氏は、「光ファイバ通信ネットワーク接続数の増加がQSFPモジュール市場成長の原動力となる。これらファイバネットワークは、最小のブレークダウンで信号を長距離伝送する。そうした利点のために様々な産業が、こうした製品を使って独自の通信ネットワークインフラストラクチャを構築しようとしている」とコメントしている。
 ファイバネットワーク製品を使用する多様な業界には、軍および航空宇宙、鉱山業、石油とガス、通信、運輸、公共事業が含まれる。オーストラリア、中国、インド、ニュージーランドなど多くの国々によるFTTP政策が、FTTx接続向けの光ファイバと光ファイバコンポーネント需要を牽引している。

クラウドコンピューティングの立上り
 様々な企業がクラウドコンピューティングソリューションを導入することで、その拡張性、実行可能性、信頼性、Time to Market促進が強化され、生産性が向上する。ストレージ、データ読み出し、プロトタイプの効率的開発などが、クラウドコンピューティングを利用するメリットである。より高速なデータ転送を容易にするために企業は、QSFP/QSFP+モジュールをインストールしている。これらにより既存の光ファイバネットワークを使って速度化が可能になり、新たに強力な回線を追加する必要がなくなる。

多くの国々で光ファイバへの投資が加速している。こうした展開は、ナノ構造ベースの光デバイス、光ヒューズ、光リミッタ、光スイッチ需要を押し上げる。また、量子ドット、ナノ粒子、フォトニック結晶、カーボンナノチューブなどのナノマテリアル需要も押し上げる。こうした製品は、世界中の様々な産業で高帯域をサポートするQSFPモジュール採用を促進することになる。
(詳細は、www.technavio.com)