October, 27, 2016, Paris--クロノカム(Chronocam)は、シリーズB増資で、Intel Capital, iBionext, Robolution Capital, CEA Investissement, Renault, Robert Bosch Venture Capitalから1500万ドル調達したと発表した。
Chronocamは、調達した資金を世界第一級のチーム構築継続に利用して製品開発を促進し、コンピュータ視覚センシングと処理技術の商用化を行う。また、米国とアジアを含む主要市場への展開にも資金を利用する。
Chronocamの独自アプローチは、コンピュータ視覚技術、センサ設計、神経形態コンピューティングに対する同社の深い専門知識を活用したもので、ヒトの脳を真似ている。同社の方法は、画期的なデータ収集技術を利用して広範なアプリケーションでカメラのパフォーマンス、ダイナミックレンジ、電力効率の大幅な向上を実現する。
「従来のコンピュータ視覚アプローチは、新しい世代の視覚対応システムの要件に適していない」とChronocamのCEO/共同創始者、Luca Verre氏は言う。「例えば、自律走行車は、もっと多種多様な環境条件で動作可能な、より高速なセンシングシステムを必要している。IoTセグメントでは、パワーバジェット、帯域要件、センサネットワーク内の統合により、今日の視覚技術は非実用的で非効率になっている」と指摘している。
「Chronocam独自の生体模倣技術は、視覚データの収集と処理で新たなパラダイムを開き、直面する最も喫緊の市場課題に対処する。当社は、このように重要な市場機会を活用できる好位置にある」とコメントしている。
「世界のはますますコネクティッド、インテリジェントになりつつある。コンピュータビジョンは、このトレンドを実現する決め手である。特に自動車産業とIoTでは、それが言える。コネクティッド・マシーンは素早く正確にその環境を視覚化し、リアルタイムでそのデータに基づいて動作する。例えば、より安全な道路で生命の保護が可能になる。Chronocamが次世代のスマートマシンビジョンを市場に出せるように支援していく」とインテルキャピタルのシニアVP、Wendell Brooksは話している。