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住宅用照明制御導入額は2016-2025年にCAGR 4.6%成長

August, 12, 2016, Boulder--ナビガントリサーチ(Navigant Research)は、LEDランプと照明器具に注力したエネルギー効率のよい照明と照明制御の世界市場を地域、ランプタイプ、製品タイプ、建物タイプに分けて2025年まで、出荷数量と販売額を予測している。
 価格下落が続いているので、LED照明は住宅向けでは引き続き市場シェアを広げている。それに対して、効率の劣る、白熱電球技術は段階的に姿を消している。LED技術が提供する制御性とカスタマイズがLEDと家庭の照明だけのネットワークの普及率を押し上げ、ユーザはスマートフォン、タブレットあるいPCで家庭の照明システムを制御できるようになると見られている。最新レポートによると、住宅用照明コントロール導入に関連した売上高は、2016-2025年の期間に、CAGR 4.6%で成長する見通し。
 ナビガントリサーチの主席アナリスト、Benjamin Freas氏は、「住宅市場には、商業市場や産業市場のコネクティッド照明コントロールはまだ見られない。しかし、このようなコントロールが広範なホームオートメーションエコシステムに組み込まれ続けると、消費者が注目するようになる」とコメントしている。
 同レポートによると、照明企業は、コンシューマに付加価値を提供するために、コントロールやネットワーク化された照明システムに注目すべきである。これはますます重要性が高まる。住宅用照明の売上高の全般的な成長率は、今後数年下落する見通しだ。長寿命技術の普及と、こうした技術の価格下落が原因である、と同社は予測している。