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赤外イメージング市場、2022年に113億6000万ドル

August, 3, 2016, Magarpatta--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)の「赤外イメージング市場」によると、市場は20105年に64億3000万ドル、2016-2022年にCAGR 8.32%で成長して2022年に113億6000万ドルに達する。
 赤外イメージング市場は、大きな成長が見込まれており、これは赤外イメージング需要の急増などの理由によるものである。需要は、ほぼすべての商用アプリケーションにあり、非冷却技術のLWIRカメラの利点も需要に寄与している。

長波長IR市場が予測期間で最高成長率
 LWIRスペクトルレンジで動作するカメラが熱の大気吸収の詳細を明らかにし、所定の物体の画像形成に外部光源を必要としない。LWIRは、霧や煙を通した視界を改善できるので、サーモグラフィや受動的視界強化アプリケーションに適している。この波長をベースにしたカメラの利用は、軍、国土安全保障、航空宇宙&防衛、産業および自動車アプリケーションで増加しており、それがIRイメージング市場の大きな成長の原動力になっている。

監視分野アプリケーションが2015年のIRイメージング市場で最大シェア
 赤外イメージング市場は、監視アプリケーションが牽引している。この分野は、さらに3つのタイプに分けられる。軍事監視、国土安全保障、産業用監視。IRイメージング製品の力強い需要、特に軍事監視アプリケーションでの需要は、監視アプリケーションで赤外イメージングの成長を促進する主因の1つである。赤外イメージングカメラの特徴、広い視野、高速処理、微光条件で動くものを特定する能力、こうした特徴が軍事監視アプリケーションでこのようなカメラの利用増につながっている。

2015年の最大市場シェアは北米
北米が2015年の最大市場シェアで、次にヨーロッパ、APACと続いている。USが北米赤外イメージング市場の最大シェアを占めた。これは、USでの継続的な技術開発によるもので、次がカナダ、さらにメキシコとなっている。APACは、様々なアプリケーションで赤外イメージング製品の採用が進んでいるため、潜在的成長機会がある。例えば、監視や家電が、赤外イメージング市場の成長を後押ししている。