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テラヘルツ(THz)市場はCAGR 16%で成長

July, 29, 2016, Paris--Tematysの調査によると、テラヘルツ市場は2015年の4600万ユーロからCAGR 16%(2015-2020)で成長して、2020年には9800万ユーロに達する見込みである。市場を牽引するのは、産業用非破壊検査(NDT)。このセグメントは、2015年の全テラヘルツ市場規模の46%を占めており、今後CAGR 19%で成長するとTematysは予測している。
 アプリケーション市場の進化とともにテラヘルツ技術の能力の理解を深めることがテラヘルツ市場の成長を後押しするとTematysは見ている。
 このレポートは、テラヘルツ技術の市場(産業用NDT、防衛とセキュリティ、通信と生体医用)を分析し、THz方法に対する要求が最も成熟しているところを特定する。これら全ての市場で、レポートは、最も有望なTHzベースのアプリケーションを特定している。
 Tematysは、2013年に、電磁スペクトル200GHz~10THzをカバーする市場と技術トレンドについてテラヘルツ調査レポートを発表した。
 それ以来、テラヘルツ技術は、歴史的な科学市場の外側の広範なアプリケーションで継続的にテストされた。産業用の非破壊テスト、防衛とセキュリティ、あるいは生体医用。
 このような継続的な実用可能性研究により、メーカーとエンドユーザは、多様なテラヘルツシステムの能力と限界について著しく知識を深め、テラヘルツ技術が対処する3つの主要機能を特定した。
1.広範囲で物体と欠陥の検出
2.広範囲で厚さ計測
3.小さなエリア(2D)または立体(3D)で小さな物体と欠陥の化学的、構造的特性。
 メーカーが製造する製品は、これら3つのTHz機能を満たすように開発されている。
(詳細は、www.tematys.eu)