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シリコンフォトニクス市場、2022年に10億7800万ドル

June, 30, 2016, Vancouver--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)の調査「シリコンフォトニクス市場、2022年までの予測」によると、市場は、2016-2022年の期間にCAGR 22.0%で成長して、2022年には10億7890万ドルに達する。シリコンフォトニクス市場の成長原動力は、データ通信アプリケーションでの利用増である。

 アクティブコンポーネントとアクティブ光ケーブルに対する強い需要がシリコンフォトニクス市場を牽引すると見られている。
 アクティブコンポーネント市場は、2016-2022年に最高CAGRで成長する見込み。アクティブコンポーネントには、単一デバイスに集積された光変調器、フォトディテクタ、波長分割多重フィルタ、スイッチ、レーザが含まれ、シリコンフォトニクスにより小型化が可能になっている。シリコンフォトニクスベースのネットワーキングサービスの発展がシリコンフォトニクス市場を牽引することになる。ローコスト高速データ伝送向けのフォトニクスデバイスに光媒体として導入されるシリコンに対する需要が増加している。したがって、シリコンフォトニクスのアクティブコンポーネント需要は力強いとMarketsandMarketsは見ている。

データ通信アプリケーションが2016-2022に最高成長率
 データ通信アプリケーション市場は、2016-2022年に最高CAGR成長が見込まれている。データセンタにおける高速データ転送が、シリコンフォトニクス技術市場を押し上げる。このアプリケーションでは、シリコンフォトニクスが、コンピューテーション、通信、計測のパフォーマンスを強化し、コンシューマやエンタプライズクラウドサービスのニーズを満たす。これが、データ通信アプリケーションに向けたシリコンフォトニクス市場の成長を刺激する。

予測期間でAPACが最大市場シェアを維持し、成長率も高い。
 APACのシリコンフォトニクス市場は、2016-2022年に最高CAGRで成長すると予測されている。この成長の理由は、新技術の採用、経済成長、企業分野でクラウドベース、ネットワーキングサービスの増加。技術的イノベーションの急激な進捗と先進的通信システムが、中国、日本、インド、韓国(South Korea)におけるシリコンフォトニクス需要を促進する。通信やデータ通信アプリケーションにおける発展のほとんどは、この地域で起こる見られている。したがって、APAC市場は、予測期間中に急速に成長すると見られている。

 このレポートで、MarketsandMarketsが概略を紹介しているシリコンフォトニクス市場のプレイヤは、シスコシステムズ(US)、Intel(US)、IBM(US)、Mellanox(US、イスラエル)、浜松ホトニクス(日本)、STMicroelectronics N.V.(スイス)、インフィネラ(US)、フィニサ(US)、ラクステラ(US)、DAS Photonics(スペイン)、Aurrion(US)。