Sol Voltaics が1700万ドルの融資を獲得

May, 25, 2016, Lund--スウェーデンの先端材料を扱うスタートアップ企業 Sol Voltaicsによる新規株式投資ラウンドでの資金調達額が、1700万ドルを記録し、これによって同社は、ナノワイヤー太陽光フィルムのタンデム層技術の商用化を加速に向けた投資を強力に押し進める。

資金調達ラウンドのシリーズCは、新規投資家として、サウジアラビアのリヤドのキング・サウード大学のベンチャー・キャピタル投資機関である Riyadh Valley Company（リヤド・ヴァリー・カンパニー）(RVC)が主導。また長期投資家として、Umoe、FAM、Industrifonden およびNano Future Invest が、Sol Voltaicsに対する持続的な関与の証として、株式で1250万ドルを出資した。さらに、スウェーデンのエネルギー庁および欧州連合の研究・技術革新プログラム Horizon 2020 は、追加として同社に450万ドル以上を出資を行った。

新しい投資では、Sol Voltaics の超高効率ナノワイヤー太陽光フィルムの市場投入への取り組みを強力に支援する。同社は、最近薄膜中のガリウム砒素(GaAs)ナノワイヤーの整列による革新的技術開発の成功を発表した。 主流の結晶シリコン・パネルにタンデムジャンクションアーキテクチャとして統合させた場合、Sol Voltaics のナノ材料革新技術は、光起電力(PV)モジュールで27%以上の効率を実現する – これは、今日の太陽光パネルエネルギー生成効率と比べ50%の増加となる。

ナノワイヤー整列という革新技術に加えて、Sol Voltaicsは、過去の数四半期で、数世代にわたるAerotaxy技術を開発してきた。スウェーデンのルンド大学発のこの特許取得済みプロセスは、コスト効率に優れたプロセス(これは商業化プロセスでの重要なパラメータ)での、ナノワイヤー太陽電池およびフィルムを製造の基礎となる。
(詳細は、wwwsolvotaics.com)