January, 24, 2014, Lyon--ヨール・ディベロップメント(Yole Développement)は、「CMOSセンサ業界の現状」2014年版を発表した。
同レポートによると、業界の景観を再形成する大きな技術的変化が継続しており、2013-2018年でCMOSイメージセンサ市場はCAGR 10%で成長する。シニアアナリスト、Dr Eric Mounierは、「コンシューマや自動車などのアプリケーションが原動力となって市場規模は、2018年には130億ドルに達する」と予測している。
同レポートでは、大きな技術トレンドを紹介している。CMOSイメージセンサは多くの技術的なイノベーションを経験している。解像度改善のためのピクセル小型化(受光PDエリアの微小化)競争は、SNRと井戸の容量劣化によりピクセルパフォーマンスの低下につながる。したがって、ピクセルサイズ削減に伴う解像度低下に対処するために、ヘビープロセスとデザインイノベーションによって従来のピクセルパフォーマンスの限界を克服し、高感度を維持しながら先進的なピクセル技術に移行する必要がある。
ブレイクスルーCMOSイメージセンサ技術の現状としてヨール・ディベロップメントは、厚さの縮小(モジュールレベル)、イメージセンサパフォーマンスの改善(QE、感度、分解能、クロストーク低減、ダイナミックレンジ向上、マルチスペクトラルイメージング、処理の高速化、CRA向上、低消費電力)、新機能(ポスト/ファーストフォーカス、フォトン識別、3Dイメージング、ジェスチャー認識、処理能力向上)を挙げている。
(詳細は、 www.yole.fr)