May, 12, 2016, Washington--IHSテクノロジー(IHS Technology)の「データセンタとEthernetスイッチ戦略およびベンダーリーダーシップ: 北米エンタプライズ調査」は、Ethernetスイッチベンダーに対する購入者の見方を調査している。これには、ベンダー認識、ベンダーの長所/短所、将来の技術採用も含まれる。
調査では、IHSは153の北米組織のIT購入意思決定者とインタビューした。これらの組織は、従業員数が少なくとも100名、キャンパスやデータセンタネットワークにこれまでにEthernetスイッチを導入している。
この調査担当したシニアリサーチディレクタ、Matthias Machowinski氏は、「当社のエンタプライズEthernetスイッチ調査から、今年は、健全なスイッチング市場が明らかになった。これは、購入者が引き続きネットワーク規模を拡張しており、ネットワークインフラストラクチャへの投資を増やしているからである」とコメントしている。
「それは朗報ではあるが、スイッチメーカーは、ビジネスをむしばみ、あるいは力が競合に移行するような、多数の展開を認識し、それに備える必要がある。ワイヤレス代替の比率が増加しており、これは最終的には必要なスイッチポートの数を減らすことになる。ベアメタルスイッチに対する関心も強く、キャンパスネットワークに広がっている。つまり、従来のベンダーはベアメタルソリューションを始める必要がある、または、そうしたビジネスを失う覚悟をしておく必要があると言うことである。さらに、少なくともネットワーク運用の一部をアウトソースするこに関心が高まっている。対処すべき要求である」と同氏は分析している。
調査の要点
・2016、回答者の組織は、ネットワークを拡張する健全に計画をもっており、それにともない装置購入も増える。
・アウトソーシングが根付いてきている。Ethernetスイッチをサードパーティに所有させるか、運用させるのは現在、回答者の17%であるが、購入者がCAPEXをOPEXに転ずるにともない、2017年にはこれが29%になる。
・信頼性、パフォーマンスと技術革新が、Ethernetスイッチベンダー選択の最も重要な基準である。
・Ciscoが引き続き最も広範にEthernetスイッチを導入しているベンダーであるが、2番手争いはHPEとIBMの間で続いている。