January, 12, 2016, Glen Allen--n-techリサーチは、通信、医療、防衛、航空宇宙、センシングおよび他のアプリケーションで使用される「メタマテリアル市場: 2016-2025」を発表した。それによると、市場は、2021年に10億ドル、2025年には41億ドルに達する見込みだ。
現在、メタマテリアル分野の収益の約95%は電磁メタマテリアルからのものである。しかし電磁メタマテリアルの商用が成功すれば他のメタマテリアル向けの資金が増加する。例えば、フォトニックメタマテリアルは、現在の市場規模は小さいが、通信、ディスプレイ、防衛市場への販売により、2025年には5億ドルに届く。フォトニックメタマテリアルは、フォトニック通信が至る所に普及するために重要な決め手になる。現状は電磁通信であるが、フォトニックメタマテリアルにより光システムのサイズ、重量、複雑さが低減される。
メタマテリアルのR&Dは航空宇宙と防衛であったが、このR&Dが大きな収益を生むのは2019年以降である。2021年までには、航空宇宙と防衛向けのメタマテリアルからの収益は約4億9000万ドルに達する見込みだ。これらの売上高のほとんどは、先端サテライトやワイヤレス通信向けのアンテナからのものである。過去においてメタマテリアルを有名にした「クロ―キングデバイス」は、未来のものにとどまる見込み。