November, 26, 2015, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、光トランスポート装置市場は前年比でわずかに縮小して31億ドルとなった。縮小の原因は、WDMメトロを除く全ての技術セグメントで今期(3Q15)の販売が軟化したためである、とDellOro Groupは分析している。
DellOro GroupのVP、Jimmy Yu氏は、「第3四半期は、高低混合であった。WDMメトロ市場は前年比で鋭く伸びたが、同期間にDWDM長距離(LH)は成長が止まった。アメリカ地域は、北米の急回復によって成長したが、他の2地域(EMEAとAPAC)は一段と下降した」と分析している。
調査結果の要点
・シエナのCyan買収、Infineraのトランスモード(Transmode)買収は今期中に完了。Cyanをとり入れることでシエナは今期の光トランスポート市場シェアでNo.2となり、上にはHuawei、下にはZTEがつけている。
・今期のWDMメトロ販売額は前年比16%増となった。これはメトロ容量に対する要求が強まり、200Gb/sのような高速DWDMオプティクスの採用が増加したためである。
・200Gb/s波長速度に対する今期の要求は、以前の予測よりも高い比率で鋭く上昇した。このように需要を押し上げる要素には、多数のベンダから導入できるようになっていること、在庫管理のメリット、ビットあたりの価格の改善がある。