VCSEL市場、2020年に21億500万ドル

October, 27, 2015, Washington--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)の「VCSEL市場」レポートによると、2014年の市場規模は6億1130万ドル、2015-2020年にCAGR 21.99％で成長して、2020年には21億530万ドルに達する見込だ。
　VCSEL市場は、データコミュニケーションやセンシングなどの従来のアプリケーションに、赤外線照明、ポンピング、工業加熱などの新しいアプリケーションが加わり高成長が見込まれている。データコムアプリケーションからのVCSELデバイス需要は、データ分析やクラウドコンピューティングソリューション向けの新規データセンタ建設で押し上げられると見られている。同時に、ハイパワーVCSELデバイスの開発が、ポンピングや工業加熱アプリケーションで需要を生み出している。最近のブレイクスルーは、この先数年のVCSEL市場の成長だけでなく、新しい市場セグメントの導入促進にもなると期待されている。
　レポートでは、VCSEL市場は、アプリケーション、エンドユーザ、地域に分けられており、この市場の既存、新興分野全体をカバーしている。VCSELのアプリケーションには、データ通信、センシング、赤外線照明、ポンピング、工業加熱が含まれている。レポートは、VCSEL主要なエンドユーザ、つまりデータセンタ、コンシューマエレクトロニクス、自動車、工業、ヘルスケア、その他のセクタを含む。また、これらのアプリケーションやエンドユーザの各々で現状の開発についての質的洞察も提供している。自動車分野の市場は、予想期間で最高のCAGR 25.81％が見込まれている。
　地域的には、北米がこの市場の最大シェアであるが、APAC地域は予測期間において最高のCAGR 23.80％成長が予測されている。
　主要プレイヤは、フィニサ、アバゴ・テクノロジーズ、JDSU、フィリップスフォトニクス、プリンストンオプトロニクス。