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コンパクト・イメージング社、小型ローコストOCT技術で新たな特許取得

October, 15, 2015, Mountain View--コンパクト・イメージング社(Compact Imaging, Inc)は、新たに米国特許(IP)を取得したと発表した。
 同社のIPは、マルチレファランスOCT(MRO)に集中している。MROは、光コヒレンストモグラフィ(OCT)の小型バージョン。OCTは、確立された非侵襲、非電離イメージング技術であり、臨床診断アプリケーションで広範に用いられている。コンパクト・イメージングはすでに、複数の量産コンシューマアプリケーションでMROを使用した技術的実現可能性を実証している。
 最新の特許は、ターゲットの深さの範囲に応じた一連の信号標識を生成し、深さ毎にターゲットの光散乱特性を判定することができる。
 「コンパクト・イメージングのMRO技術は極めて画期的なシステムであり、従来のOCTシステムと比べてサイズもコストも100倍以上縮小している。MROは、OCTの強力な深さスキャニング機能に、新たな生物学的、非生物学的イメージングや分析アプリケーションの広範な世界を開くことになる」と同社CEO、Don Bogue氏はコメントしている。
 コンパクト・イメージングは、アイルランド、Science Foundation IrelandのIrish Photonic Integration Centre(IPIC)と提携して、MROフォトニックモジュールの第1世代小型プロトタイプを生産する。
 「MROモジュールは、最終的には、サイズ、コスト、動作電力などが、モバイルモニタリング機器への組込みに適合し、バイオメトリックセキュリティ、健康、美容や眼の健康などのアプリケーションに用いられる」とBogue氏は説明している。
 コンパクト・イメージング(CI)とアイルランド、ゴールウェイ国立大学(NUIG)のTissue Optics and Microcirculation Imaging(TOMI)研究所は長期的研究で提携し、TOMIはMROについてシステムとアプリケーションの研究を長期的に行う。CIとNUIGの研究グループは、2012年以来共同研究を進めており、複数の新しいMROアプリケーションの技術実証に成功している。
 MROは、バイオメトリックセキュリティ、個人的健康モニタリング、破壊検査(NDT)など、急拡大するモバイルデバイス市場で、より高機能で多様なセンサニーズに対処する。