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実現間近、避雷針をレーザで代替する技術

October, 9, 2015, Washington--ヘブライ大学の研究チームは、レーザを避雷針として使う技術が実現間近であることを実証した。
 強力なレーザビームが空中を走るとき、分子をイオン化し、ビームが走った跡にイオン化された熱い粒子の薄い経路が残る。このプラズマのストリームは電気を通すので、損害を与える恐れのある稲妻を逸らす目的で使うことができる。
 研究チームは、そのようなプラズマチャネルの長さを10倍以上に延ばす方法を開発した。これは落雷の向きを変える経路を利用するために必要な進歩である。
 研究チームは、100fs続くパルスを作る強力なレーザを発振させることでプラズマの経路を作った。問題は、直径100µmのプラズマストリームが3ナノ秒(ns)しか続かないことである。その時間を過ぎるとプラズマは冷え、電子は原子と再結合し、経路は消える。
 プラズマ経路の寿命を延ばすために研究チームは、ビームがプラズマにオーバーラップするもう1つのレーザを発射した。第2のレーザは、10ns続き、プラズマを熱いままに保ち、電子の再結合が早くなりすぎないようにし、10倍以上にプラズマ経路の長さを伸ばした。研究チームは、もっと強力な第2レーザ、または追加のビームで、経路の寿命をさらに延ばす方法に取り組んでいる。