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Si-液晶導波路で光ネットワークの光信号を精密制御

October, 5, 2015, Dresden--最近のデータトラフィック増に対処するために光通信システムでは多数の光信号を一本のファイバで送り、それを非常に高い精度で分割しなければならない。多チャネルでパワーレベルをコントロールして分離することになる。
 フラウンホーファーIPMSの研究チームは、オンチップ集積液晶導波路という独自のコンセプトを開発した。これは、電圧が特殊電極配列に適切に印可されると、一本のファイバから別のファイバに伝送される光パワーを迅速かつ正確にコントロールすることができる。特に、この導波路コンセプトに基づいた多重スキームは、VISからIRレンジ(400-1600nm)の広い波長範囲で光損失が低いという特徴があり、チャネル間のスイッチング時間は100ns以下、可変減衰範囲も広く、分割比は電圧制御光伝送の結果である。設計は特許化されており、この導波路は偏波保持および低偏波依存損失(PDL<0.1dB)の偏波無依存アプリケーションの両方に設定できる。
 この導波路技術のアプリケーションは光通信であるが、光センサネットワークやレーザシステムにも応用できる。つまり光ファイバネットワークでパワー分布制御が必要なところならどこにでも使える。
 フラウンホーファーIPMSは、この導波路技術をベースにしたVOAs、可変パワースプリッタ(VPSs)およびスイッチを評価キットとして提供している。特注設計が可能であり、これらには同一チップに集積されたスイッチ、VOAs、VPSsが含まれ、複数の入出力ポートがつけられる。そのようなデザインは、顧客のパフォーマンス、光結合形状、フットプリント仕様に適合可能である。