September, 18, 2015, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、100G QSFP28クライアントサイドトランシーバのサンプル出荷を発表した。同トランシーバは、CWDM4 MSAとCLR4アライアンス光インタフェース仕様、並びにIEEE.802.3bm CAUI-4電気インタフェース仕様に適合している。
特徴は、オクラロの内製非冷却1310nm 28Gbps DML技術を使った3.5W低消費電力、高い伝送性能品質。新しいQSFP28クライアントサイドトランシーバは、ハイエンドルータとパケットオプティカルトランスポートシステムに加えて、データセンタスイッチ間の100Gインタコネクトに適している。
オクラロの光接続事業プレジデント、Yves LeMaitre氏は、「100Gプラガブルトランシーバ市場での当社の成功の決め手は、独自のInPレーザ技術である」とコメントしている。「新しいQSFP28 100Gトランシーバで、メガスケールデータセンタオペレータは、設置面積、コスト、消費電力を大幅に拡張することなく既設のシングルモードファイバ(SMF)インフラストラクチャで40Gから100Gへの移行が可能になる」。
データセンタアーキテクチャは、一般に10Gもしくは40Gで動作するスイッチ間で、距離の短いマルチモードファイバ(MMF)リンクから距離の長いSMFインタコネクトに進化してきた。最近まで、IEEEのSMF 100G標準仕様は100GBASE-LR4標準、WDM波長ベースで10kmだった。このLR4標準は、多くのリンクが最大2kmまでしか必要としていなくても、温度安定化したレーザが必要だった。こうした問題に対処するために、CWDM4 MSAは、CWDM波長をベースにして新しい標準を開発した。これはTEC要件を除去し、低消費電力でローコスト設計を可能にする。同時に、企業グループがCWDM標準と同等仕様を確立し発表した。この新しい標準は、遅延問題を起こす可能性があるFECを必要としないので、遅延が許されないHPC、コンピュータクラスタリング、高速トレーディングなどのアプリケーションに最適である。オクラロは、CWDM4とCLR4 MSA両方の創設メンバーであり、新しい100G QSFP28トランシーバでオクラロは、低消費電力、ローコスト、高品質伝送性能を提供するシングルデザインによってこれら両方の標準をサポートすることができる。