September, 4, 2015, 東京--NECは、マレーシア国内のマレー半島とボルネオ島を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SKR1M(Sistem Kabel Rakyat 1 Malaysia)」を受注した。ケーブルの稼働開始は2017年半ばの予定。
このケーブルは、マレー半島とボルネオ島の6都市(メルシン、クチン、ビントゥル、ミリ、コタキナバル、チェラティン)・5区間を結ぶ総延長距離約3,700kmの光海底ケーブルで、マレーシアの大手通信事業者Telekom Malaysia (TM)、TT dotCom (TTdC)並びにNECの間で建設請負契約を締結した。また、同ケーブルは1波長あたり100Gbpsとなる最新の光波長多重方式に対応しており、建設時の初期容量は4Tbps(100Gbps×20波長×光ファイバーペア2対)。
現在マレーシアでは、政府主導で国内情報網強化を推進している。このケーブルはその一環として建設されるものであり、マレーシアの情報化を加速させる通信基盤として期待されている。