Sensuron、コンパクトな光センシングを発表

August, 28, 2015, Austin--Sensuronは、姉妹会社4DSPからスピンオフした後、RTS 125とRTS 150システムを市場に紹介した。Sensuronは、光センシング(FOS)システムの世界的な供給会社。
　Sensuronは、航空宇宙、医療、エネルギー分野の装備が機能的、高信頼、安全となるように光ベースの技術を利用することで、世界規模の問題を解決し、業界のイノベーションを実現することを使命としている。
　NASAアームストロングフライト研究センタのエンジニア、Allen Parker氏は、「われわれは4DSP、Sensuronと協働して、過去10年にわたり次世代光センシングシステムを開発してきた。これにより、従来市場で使われていたものと比べて大幅に小型化されたコンパクトなシステムを構築することができた。このシステムは、あらゆる業界で、テスト、設計、計測、モニタリング、運用アプリケーションを強化する、比類のない正確さを実現している。NASAの超効率アルゴリズムにより、このコンパクトなFOSシステムは高速動作のモニタリングやセンシング技術における大きなブレイクスルーである」とコメントしている。
　SensuronのコンパクトFOS技術は光を使って、多様な表面領域の温度、体積、液体、歪の微小変化を計測する。また、同プラットフォームは、2D、3D形状センシングもできる。髪の毛ほどのファイバ網の変化をモニタすることでSensuronのソリューションは、要求の厳しい航空宇宙、医療およびエネルギー業界の設備の完全性、効率、位置、長期的な耐久性を確実にすることができる。ファイバセンサは、読み取り光をハードウエアシステムに反射して戻し、システムが光データをアナログに、さらにデジタル信号に変換する。これによってユーザはリアルタイム計測ができる。
　FOS産業は、ファイバオプティックポイントセンサと連続分布ファイバオプティックセンサシステムの消費額が、2013年の18億ドルから、2018年には22億ドルに成長する見込みだ。
　航空宇宙、医療およびエネルギー産業以外では、新たに発表されたRTS 125とRTS 150システムは、トンネル、化学物質、原子力発電所内のコンポーネントおよび構造物をモニタする。
(詳細は、www.sensuron.com)