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新型波長可変LD光源TSL-550)を開発

August, 7, 2015, 小牧--santecは、高出力と高い信号対雑音比を両立させ従来機種から性能を向上させた新型波長可変LD光源 (製品型式:TSL-550)を開発した。
 高速大容量な光ファイバ通信機器において近年、Ethernet LR4/ER4規格準拠光モジュール、DWDM部品、WSSなどの次世代部品が搭載されている。これらの機能部品では複数入力で高い消光比特性の測定が求められるため、評価現場では高出力、高SNRで広帯域可変できる波長可変光源のニーズが高まっている。santecは20数年にわたり、TSLシリーズを開発販売してきた。新製品は、市場の要求にお応えするためにレーザ発振光学系を一新すると共に最新の技術を搭載して設計されている。波長モニタを搭載しつつコストパフォーマンスが非常に高いスタンダードモデルのType Aおよび高波長精度モデルのType Cの2種類をラインナップとして揃えている。

TSL-550の主な特徴
・高出力: +10dBm以上
・高信号対雑音比: 90dB/0.1nm
・波長可変帯域: 1260-1360nmおよび1500-1630nm
・波長精度: +/-5pm (Type C)、+/-30pm (Type A)
・高 スイープ繰り返しレート: 従来比2倍

 新製品はDWDM光部品、WSSに加えて、シリコンフォトニクス特性評価等の研究分野や干渉計測およびセンシング分野でも利用できる。
 また、光パワーメータMPM-200、偏波コントローラPCU-100および専用ソフトウェアを用いればWDL/PDL評価も可能となる。