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UCSB、米国フォトニクス製造研究の西海岸拠点

August, 5, 2015, Santa Barbara--フォトニクス製造を強化し、米国に熟練した高度な仕事を増やし、コンピューティングや通信におけるエネルギー効率やパフォーマンスの限界を押し上げるために、オバマ政府は、フォトニクス製造アメリカ研究機関(AIM Photonics)を選定。これにより集積フォトニクス技術の研究と製造を指導し、この重要な分野の仕事を増やすとオバマ政府は発表した。
 UCサンタバーバラ(UCSB)は、この組織の主導大学であるニューヨーク州立大学と協力して、公私パートナーシップの西海岸部門の先頭に立つ。
 インターネットとビッグデータの時代には、従来の電子技術は、ムーアの法則が登場しても、スピード、パフォーマンス、データ容量の要求に圧倒されることになる。
 そのように差し迫った要求に対する解はフォトニクスにある、つまり光を使って膨大なデータを超高速で伝送することだ。しかし、電気配線とフォトニック導波路との間に移行を実現するには、両技術を結びつけなければならない。
 米国においてエンド・ツー・エンド集積フォトニクス製造エコシステムを成功させるには、研究を強化し、技術を供給し、労働力を訓練しなければならない。AIMは、連邦、州、私的資金を活用して、研究と業界間の既存の提携を拡張し、活動を調整しリソースを共有して、この新しい産業のニーズに応えていく。
 政府からの助成金1億1000万ドルを得て、新しいコンソーシアムは、研究力と開発力を連携させ、この国の製造業の重要分野の経済に新たな活力を与えることを目的にしている。MIT、スタンフォード大学、Caltech、UC Davis, UC Berkeley, UCSD、コロンビア大学、バージニア大学を含む大学が、強力な開発力でコンソーシアムに貢献する。一方、主要なフォトニクス企業、インテル、HP、Infinera、Agilent、ロッキード、Raytheonと設計ソフトウエア企業、Synopsys、Mentor, Cadenceが製造の先頭に立つ。
 UCSB工学部部長、Rod Alfernessによると、UCSBには最先端の開発、設計ソフトウエアツールを製造および商業圏に持ち込む勢いがある。「UCSBは、レーザをシリコンに集積する研究では世界的リーダーである。多くの新しい企業がわれわれのフォトニクス研究からスピンアウトしている」と同氏は語っている。
(詳細は、www.ucsb.edu)