バイオメトリクス産業、2015年に130億ドル

July, 27, 2015, London--ABIリサーチ(ABI Research)の「バイオメトリクス技術とアプリケーション市場調査」によると、バイオメトリクス技術の開発は絶えることなく続いており、警察や政府アプリケーションのような既存市場だけでなく、コンシューマや銀行市場のような新しい高価値セグメントでも地位を強化しつつある。
　近赤外虹彩認識技術は、スマートフォンアプリケーションやエンタプライズアクセス制御の両方で有望な注目技術であるが、超音波指紋および静脈認識を販売する企業は銀行や金融アプリケーションで優位性を確立しようとしている。顔認識、固体、光学的指紋認識技術は、市場における地位確保のために新たな商用導入を発表する企業で再検討が進められているが、一部の技術的な問題により、そうした技術の可能性の最大化が阻まれている。
　エンドユーザ市場ごとに特別な要求や制約があり、満足のいかない導入であれば、全ての生体測定技術が受け入れられるわけではない。
　市場全体の予測は2020年に26億ドルに達する。バイオメトリックセキュリティと監視は「トレンド」の域を過ぎており、着実に多くの業界に入り込んでいる。
(詳細は、www.abiresearch.com)