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テクトロニクスとIRCICA、ヨーロッパ光/無線イノベーション・ラボを開設

July, 24, 2015, Beaverton--テクトロニクス(Tektronix)とフランスのIRCICA研究所は、フランスのリール大学に光/無線通信イノベーション・ラボを開設した。
 テクトロニクスの最新の高速テスト・ソリューションを備えた新しいラボは、光コヒーレントおよびTHz無線トランシーバ技術研究にフォーカスする一方、高速の光/通信技術を開発する外部企業もこの設備を利用できるようにしている。この新しい設備は、「テクトロニクス・ヨーロッパ光/無線イノベーション・ラボ(The Tektronix European Optical and Wireless Innovation Laboratory)」と命名された。
 世界中の、今までにないような高速のデータ伝送容量の要求に応えるため、このラボでは、現在可能なレートよりもさらに高速なPB/sレンジを超える光データ伝送を可能にする、空間分割多重やマルチコア・ファイバなどの技術を研究する。
 このような先端研究をサポートするため、このラボには業界で最も高性能な光コヒーレント・テスト・ソリューションが設置される。エンドツーエンドの送受信ソリューションとしては、テクトロニクスのAWG70001A型50GS/s任意波形ジェネレータ、OM5110型46Gbaudマルチフォーマット光トランスミッタ、DPO77002SX型70GHz ATIリアルタイム・オシロスコープが含まれている。
 IRCIA研究所、ディレクタのNathalie Rolland氏は、ラボにおけるそれぞれの役割について、「PB/sを超えるデータ・レートでは、最高のなかでも最高の性能が求められる。このラボでは、IRCICA研究所がモデリング、光の特性評価、最先端のアクティブ/パッシブ・ファイバの製造に関する専門知識を提供し、テクトロニクスはBER、EVM、アイ・ダイアグラムによる信号品質の定量化を可能にする業界トップクラスの次世代テスト機器を提供している」と語っている。