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フレキシブルディスプレイ売上、2024年に全ディスプレイ市場の15%

July, 10, 2015, Englewood--IHSのレポートによると、フレキシブルディスプレイは2024年の全ディスプレイ市場販売額の15%を占める見込みだ。
 フレキシブルな有機LED(OLED)製品の改善が進むにつれて、フレキシブルディスプレイ製品の販売は2014年からCAGR 44%で成長して、2024年には230億ドルに達するとIHSは予測している。
 同社主席アナリスト、Jerry Kang氏は、「フレキシブルOLED製品の歩留まりは過去数年で飛躍的に改善され、これがパネルメーカーのフレキシブルOLED製造ライン拡張を促した。フレキシブルディスプレイが折り畳み、巻き取り可能、伸縮可能形態で出てくる時に、市場の成長は加速するだろう」と分析している。
 堅牢、軽量、薄型、破損しない、ポータブルフレキシブルディスプレイによって市場には様々なアプリケーションが出現する。例えば、LGエレクトロニクスやサムスン電子は、フレキシブルOLEDsをスマートフォンに適用し、低迷する高品質スマートフォン市場の回復を狙っている。Apple Watchは、フレキシブルディスプレイ技術を使い、ウエアラブルデバイスでOLEDを勢いづかせた。「フレキシブルディスプレイ技術はエレクトロニクス大手からの熱い注目を集めているだけでなく、スタートアップを刺激して新しいアプリケーションやイノベーションの実験に向かわせている」とKang氏はコメントしている。