May, 21, 2015, Rochester--Sydor Instrumentsは、米国エネルギー省(DOE)から中小企業技術革新制度(SBIR)フェーズII助成金100万ドルを獲得したと発表した。
同社は、この助成金をローレンスバークリ国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)と共同で使用し、新しい直接検出軟X線イメージングカメラを開発する。これは、現在利用できる技術よりも位置分解能が5~10倍高くなる予定。フェーズIIプログラムは、フェーズIで開発した設計を実装し、非弾性軟X線散乱ビームラインでテストするためのベータプロトタイプを作製する。
Sydor 社長、Michael Pavia氏によると、開発しようとしている技術は原子構造の正確な特性評価の能力を大幅に高めることになる。それによって発見や新しい材料科学で大きな効果が得られる。このような検出器は、どんなタイプの軟X線分光診断でも特に有利である。この技術の商用具現化は、既存のビームラインの分解能向上となり、将来的にはより短く、経済的なビームラインが可能になる。