Business/Market 詳細

Ciena、約4億ドルでCyanを買収

May, 8, 2015, Hanover--シエナ(Ciena Corporation)は、サイアン(Cyan Inc)を買収することで最終合意に達した。Cyanは、オープンでアジャイル、スケーラブルなソフトウエアデファインドネットワークを可能にする次世代ソフトウエアとプラットフォームの先進的プロバイダ。
 合意条件にしたがい、CienaはCyanの発行済み全株式を現金および株式交換により約4億ドルで買収する。これにはCyanの発行済み転換社債も含まれる。
 Cyanは、SDN、NFV、メトロパケット光ソリューションを提供しており、これは、シエナの補完となる強力な顧客基盤を形成している。サイアンは、また、マルチベンダネットワーク、サービスオーケストレーション、次世代ネットワークマネージメントソフトウエアを提供しており、これらに最先端の可視化を持たせている。シエナのアジリティ(Agility)ソフトウエアポートフォリオと統合すると、サイアンの次世代ソフトウエアとプラットフォームは、より効率的なネットワーク資産の利用、差別化と利益の見込めるサービスの市場投入の迅速化によって、ネットワークオペレータにとって、収益増を可能にするものとなる。
 シエナの社長/CEO、Gary Smith氏は、「当社は、業界をオープンなエコシステムに押しやりながら、Webスケール技術で効率、ネットワーク自動化とアジリティを高めながら、ネットワークを変革しようとしている。サイアンの買収は、当社の顧客に、仮想化されたネットワークとオンデマンドサービスを提供するための完璧なソリューション実現を促進するものとなる」とコメントしている。
 取引完了次第、サイアンの株主は、シエナの普通株の0.224株に等しい対価を受け取る(取引成立時のシエナの株価ベースで、89%はシエナの普通株で、11%は現金)。この交換比は、サイアンの普通株の1株あたり4.75ドルとなる、これは2015年5月1日現在、シエナの20日間の出来高加重平均価格をベースにしている。
 取引は、シエナの会計2015年第4四半期中に完了する見込み。両社の役員会は、この取引を承認している。