April, 14, 2015, Campbell--調査会社Infonetics Researchは、2014年サービスプロバイダルータ/スイッチ販売額が世界で146億ドルだったと発表した。これは基本的には2013年と比較して横ばい。SDNに躊躇していることが投資を遅らせているとInfoneticsは見ている。
主な調査結果
・世界のサービスプロバイダルータ/スイッチ販売額は4Q14に38億ドル、前期比および前年同期比で2%成長。
・コアルータセグメントのは販売は、2014年に前年比5%の落ち込み。すでに容量が確保されているためと見られている。
・北米のキャリアは2014年、ルータ/スイッチ投資に気を引き締め、前年比7%ダウンとなった。
・一方、EMEA、APAC、ラテンアメリカなどは2014年は積極的に投資した。中国における投資は、前年比で二桁増となり、2014年のアジアテレコム経済の救世主となった。
・2014年と4Q14全体を見ると、ルータとCES(キャリアEthernetスイッチ)メーカー上位4社は、Alcatel-Lucent、Cisco、Huawei、Juniperのままで変わらず、これら4社で販売額の85%を占めている。
Infonetics(現在IHSの1部門)のシニアリサーチディレクタ、Michael Howard氏は、「今後のSDN-NFVへの転換が途方もなく大きな影響力を持っていることから、キャリアは投資に注意深くなっている。これは前年にも指摘したことだが、依然として変わっていない。とは言え、ルータ/スイッチ投資が大きく落ち込んだという意味ではない。むしろ市場はゆっくりと拡大し、2019年には170億ドルに達する。5年の予測期間でCAGR 3%超の成長だが、これは以前の当社の予測と変わりない」とコメントしている。