November, 26, 2025, 東京--東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は在来線における鉄道台車の探傷試験前の塗膜除去作業において、古河電気工業株式会社(古河電工)のインフラ構造物向けの表面処理ソリューション「インフラレーザ」を採用し、2025年6月より運用を開始した。
この技術は鉄道台車の探傷試験の品質向上を目的に、両社で実用化に向けた共同開発を行い、作業面においても作業時間の大幅な短縮を実現した。
開発内容
<技術概要>
古河電工の「インフラレーザ」は、金属表面の塗膜や錆を非接触で除去するレーザブラスト技術。今回の共同開発で採用した面照射方式でのレーザブラスト技術には以下の特長がある。
1.非接触・高品質
金属表面を傷つけずに塗膜除去が可能で、磁粉探傷法の欠陥検出精度を向上させる。
2.低熱影響設計
レーザ光を面で照射することにより、一点に熱が集中しないことで、台車部材への熱変形や組織変化を防止する。
・作業時間の低減
高効率除去のインフラレーザにより、塗膜除去時間が従来比約80%短縮した。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)