November, 21, 2025, CAMAS, Wash--産業、微細加工、航空宇宙、防衛市場で使用される高出力半導体およびファイバレーザの大手プロバイダ、nLIGHT, Inc.(Nasdaq:LASR)は、金属積層造形用のレーザ粉末床溶融プロセスの生産性を大幅に向上させることが証明されている独自のビーム整形技術を備えた2kWレーザ、Corona AFX-2000の生産開始を発表した。
AFX-2000は、航空宇宙、防衛、自動車の最終市場をサポートする大手顧客との商業的検証に成功している。アルミニウム合金を使用することで、現在ではラージフォーマットプリンタと比較して最大3倍のプリンティング速度を実現している。
AFX-2000は、動的レーザビームシェーピングを使用して、安定したプロセスを維持しながら、現在の最先端のレーザと比較して2倍の利用可能な出力を供給することに成功。AFX-2000が提供するパワーの増加により、高品質の部品を製造するために必要な安定性を維持しながら、生産性が向上し、部品あたりのコストが削減される。
「AFX-2000の独自のビームプロファイルは、レーザ粉末床溶融の精度、制御、材料品質を維持しながら、L-PBFプリント速度をエキサイティングな新しいレベルに引き上げた」と、nLIGHTのCTO Rob Martinsenは話している。「これらのレーザのダイナミックビームシェーピング技術により、微細な形状や輪郭露光に最適なプロファイルから、リングビームプロファイルを使用した非常に高速で再現性の高いビルドレートまで、生産性を最適化して切り替えることができ、金属AMに利用できる最も汎用性が高く効率的なレーザになる。AFX-2000は、アルミニウムや銅などの高反射合金など、安定した高輝度レーザ加工の恩恵を受ける材料への幅広い採用が見込まれている。AFX-2000により、顧客は大量生産の部品コストを大幅に削減できる。」
現在生産中のAFX-2000は、超高生産性のレーザ粉末床溶融プリンタ用に設計された統合マルチレーザサブシステムであるnLIGHTのモジュラス™プラットフォームで提供されている。機能豊富なモジュラスプラットフォームは、マルチレーザプリンタの統合、制御、保守性を大幅に簡素化すると同時に、新しいレベルの機械使用率と生産部品の再現性を可能にする。
nLIGHTは、11月19~22日までドイツのフランクフルトで開催される世界有数の積層造形見本市FormnextでAFX-2000を発表する。