November, 19, 2025, 埼玉県ふじみ野市--株式会社KDDI総合研究所(KDDI総合研究所)とノキア ベル研究所は、6Gの実用化に向け、通信技術の研究や実証実験を共同で実施する共同研究契約を2025年11月5日に締結した。
6Gに向けて、3GPPを中心に標準化の議論が本格的に進むなど、世界各国で技術開発が加速している。通信を主軸に先端技術のR&Dを進めるKDDI総合研究所と、革新的な通信技術で世界をけん引するノキア ベル研究所は、それぞれの強みを生かし、6G実用化に向け新たな技術の開発に取り組むことに合意した。
両社は、この契約に基づき6Gの新規周波数候補のFR3(6GHz~24GHzまでの帯域を含む周波数帯)を対象に基地局の消費電力低減と通信品質向上を両立するための技術と、障害や災害時でも通信を維持するためのレジリエント性の高いモバイルコア技術の研究を開始する。
「今回のノキア ベル研究所との戦略的かつ密接な協力を通じて研究開発を推進することで、6Gに向けて『つなぐチカラ』をさらに強化できることを確信している」(KDDI総合研究所代表取締役所長の小西聡)。
ノキア ベル研究所所長のPeter Vetterは「将来のネットワークに内在する課題に取り組むには、業界内の緊密な連携が不可欠である。KDDI総合研究所とノキア ベル研究所は、両社の多様な視点を生かしながら、最先端のネットワーク技術をさらに進化させることができる。これらの共同成果により、6Gを強靭で高効率、かつインテリジェントな技術へと進化させていくことを期待している」とコメントしている。
(詳細は、https://www.kddi-research.jp/newsrelease/2025/110601.html)