November, 13, 2025, Taipei--北米の大手CSPsが最新の収益と投資見通しを発表する中、TrendForceは、世界の上位8社のCSPに対する2025年の設備投資予測を前年比61%から65%に引き上げた。
2026年もCSPは積極的な投資を継続すると予想されており、設備投資総額は6,000億米ドルを超え、前年比40%の増加となると予想されている。この傾向は、AIインフラストラクチャの強力な長期的な成長の可能性を浮き彫りにしている。
8つのCSPsには、米国のGoogle、AWS、Meta、Microsoft、Oracle、中国のTencent、Alibaba、Baiduが含まれる。
・Googleは、AIデータセンタとクラウドサービスに対する高まる需要に対応するため、2025年の設備投資(CAPEX)予測を91〜930億ドルに引き上げた。
・Metaは、2025年のCAPEX予測を70〜720億ドルに引き上げ、2026年に再び支出が大幅に増加すると予想されることを強調した。
・Amazonは、2025年のCAPEX予測を1,250億ドルに引き上げた。
・Microsoftは通期の数字を開示していないが、2026年のCAPEXは2025年のCAPEXを上回ると予想されている。
TrendForceは、この最近のCAPEX拡大の波によりAIサーバの需要が大幅に増加し、その後サプライチェーン全体の成長が促進されると指摘している。これには、GPU/ASIC、メモリ、パッケージ材料などの上流コンポーネントだけでなく、液体冷却モジュール、電源システム、ODM統合などの下流領域も含まれる。これらの要因を総合すると、AIハードウェアエコシステムは構造的成長の新たな段階に押し上げられる見込みである。
NVIDIAのフルラックAIソリューションは、CSPが設備投資を増やすにつれて大幅な利益が見込まれている。2026年のGB300とVR200の合計出荷台数は、以前の予測を上回るとされており、北米の上位5社のCSPsが引き続き主要な顧客。Oraclerは、米国政府のクラウドイニシアチブとAIデータベースリースサービスによって最も大幅な成長を遂げる可能性がある。
NVIDIAの強力な市場勢いによって加速され、2026年にはフルラックAIアーキテクチャの採用がさらに広まると予想されている。NVIDIAは次世代VR200ラックの導入を計画しているが、Venice CPUとMI400 GPUを搭載したAMDのフルラックプラットフォームとの競争の激化に直面している。MetaとOracleがHeliosの最初のユーザになる。さらに、Metaは、2026年に設備投資を65%増やして1,180億ドルに達するという目標に沿って、NVIDIA GB/VRラックを導入し、独自のASICソリューションを開発することで多角化を目指している。