March, 26, 2015, Los Angels--OEソリューションズ(OE Solutions)は、OFC2015でSocionextのDSPと高速ADC/DAC技術をベースにしたディスクリートマルチトーン(DMT)トランシーバのデモンストレーションを行う。DMTトランシーバは、データセンタやアクセスアプリケーションで100Gbpsおよびそれを超えるビットレート向けの経済性の高いソリューションとして登場してきている。
帯域需要が爆発的に拡大しているので、過去数年で100Gトランシーバの導入が急速に拡大している。しかし、現在の100Gトランシーバは高コストであるので、相対的に短い距離、例えばデータセンタ、アクセス、メトロアクセスアプリケーションでの利用は制限されていた。同様に、パワーとサイズも普及の制限要因となっている。
ディスクリートマルチトーン(DMT)変調は、1個のトランシーバを利用する。他のスキームでは、複数の同じ低いビットレートの並列光信号を必要とするので4またはそれ以上のトランスミッタを必要とする。また、DMTトランシーバはコヒレントソリューションの高性能オプティクスを必要とせず、遙かに簡素なDSPを利用するので、コスト、スペース、消費電力も効率のよいトランシーバソリューションとなる。
OEソリューションズは、この他、CSC LambdaRichトランシーバ、IP OAM Smart SFPも紹介する。CSC(Cooled Single Channel) LambdaRichトランシーバは、モバイルフロントホール/バックホール、エンタプライズサービスインフラなどのアプリケーションで使われる。これらは、コスト効果の高いCWDMと組み合わせて拡張する。