LUCID、エッジ推論用オンセンサAI搭載Tritonスマートカメラ発売

October, 8, 2025, Burnaby--産業用カメラの大手設計および製造会社 LUCID Vision Labs, Inc. は、オンセンサ AI 処理を備えたＳｏｎｙの IMX501 インテリジェント ビジョン センサを搭載したコンパクト マシン ビジョン カメラ Triton Smartを発売した。
このカメラは、外部処理やクラウド接続不要、デバイス上で直接効率的かつリアルタイムの推論を可能にする。

LUCIDのFactory Toughプラットフォーム上に構築されたTriton Smartは、AIとイメージングを29mm×29mmの頑丈で軽量な産業用ハウジングに組み合わせている。Sony IMX501は、画像信号プロセッサ(ISP)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および8MBのオンチップメモリを統合した12.3MP CMOSセンサで、分類と物体検出を完全にオフラインで実行できる。このアーキテクチャは、システムの複雑さと遅延を軽減する、電力効率の高い自己完結型ソリューションを提供する。

Triton Smart のデュアル ISP 設計により、AI 推論と画像処理を同時に行うことができ、元の画像と AI 結果を単一のデータ ストリームに出力できる。ユーザは、プライバシーや帯域幅の効率のために画像解像度を下げるようにカメラを構成することもでき、推論で最大 30 FPS、フル解像度で最大 8 FPS (4056 × 3040 px) を達成する。

「AIをセンーに直接統合することで、新しいクラスのエッジアプリケーションが開かれる」と、LUCIDの創設者兼社長Rod Barmanはコメントしている。「Triton Smartカメラは、ホストやクラウドリソースを必要とせずに、高速で信頼性の高い推論を提供する。これにより、顧客はAIを産業環境や組み込み環境に導入することがより簡単、より安全、かつコスト効率が高くなる。」

Triton Smartは、NeuralaのBrain Builder for AITRIOSで作成されたAIモデルとシームレスに連携するため、ユーザはディープラーニングの専門知識を必要とせずに、クラスごとにわずか50枚の画像で最適化されたAIモデルをトレーニングおよび展開できる。モデルがトレーニングされると、LUCIDのArenaView MPソフトウェアを使用して、Triton SmartのIMX501センサにアップロードし、カメラ設定を構成し、AI情報オーバーレイを使用してリアルタイム画像をストリーミングする。

堅牢なM12 EthernetとM8 GPIOコネクタ、オプションのIP67レンズチューブ、および-20°C〜55°Cの動作温度範囲を備えたTriton Smartは、ファクトリーオートメーション、スマートロジスティクス、小売分析、およびアクセス制御アプリケーションに最適である。