世界のテレコムCAPEX、正常化

September, 22, 2025, Redwood City--Dell’Oro Groupが最近発表したレポートによると、2年間の設備投資削減を経て、世界のテレコム投資は2025年第2四半期に前年同期比で安定しており、これまで伝えてきた安定化の物語を強化した。

「設備投資はピークを過ぎているが、崖から落ちているわけではない」と、Dell’Oro GroupのRANおよび通信設備投資調査担当副社長Stefan Pongratzは話している。「それでも、オペレータが包括的なカバレッジの構築から、容量、品質、自動化、エネルギーパフォーマンスに再配分しているため、資本集約度の比率を改善する余地はある。資本集約度は4年間上昇してきたが、2024年の資本集約度は2022年のピークと比較して大幅に低下した。この比率は2025年も安定し、その後わずかに緩和され、予測期間の後半にかけて小幅に上昇すると予想される」と同氏は続けた。

2025年9月のテレコム設備投資レポートのその他のハイライト:

・２Qの状況が改善したにもかかわらず、第1四半期の急激な減少を反映して、1H25の設備投資は前年同期比で減少した。
・見通しは大きく変わっていない。投資状況は2025年に安定すると予想されるが、CAPEXと通信機器の収益の観点からは依然として困難な年となる見込みである。
・CAPEX/収益は、2029年までに15%に近づき、ピークから3ポイント低下すると予測されており、収益とCAPEXの予測がより楽観的であることを反映している。
・ワイヤレス資本集約度は2029年に12〜13%に近づくと予測されており、5Gのピークから5〜6ポイント低下している。