March, 19, 2015, 東京--三菱電機は、東南アジア・中東・西欧を結ぶ約20,000kmの光海底ケーブルシステムの100Gbps波長増設プロジェクト向けに、陸上端局装置の最新機種「MF6900GWS」を2015年2月に納入完了した。
同プロジェクトは、14カ国16社の通信事業者で構成するSEA-ME-WE 4コンソーシアムが推進している。
製品の特長
1.全海底区間の伝送信号を高速化、伝送容量を拡充
・100Gbpsコヒーレント技術により伝送信号を現状の40Gbpsから100Gbpsに高速化
・周波数利用効率の向上により、従来の約1.6倍となる最大伝送容量4,600Gbpsを実現
2.データ収容効率の向上
・1ラックあたりのデータ収容効率が従来の2倍 に向上(40Gbps伝送対応の当社従来機MF2800GWLとの比較)
3.消費電力を削減
・データ量あたりの消費電力を47%削減
三菱電機は、1994年に光海底ケーブル市場に参入し、世界初の5Gbps光中継器を「TPC-5」に納入。1999年には世界初となる10Gbpsの光海底中継器と陸上端局装置を商用化し、15カ国の海底ケーブルシステムに納入。
さらに、2011年には大西洋を横断する「TAT-14」と「AAG」、欧州・中東・南アジアを結ぶ「IMEWE」の3つの40Gbpsの光海底ケーブルシステムのプロジェクトを受注し、世界で初めて太平洋・大西洋・インド洋における40Gbps 波長増設プロジェクトを実現した。