February, 27, 2015, Singapore/Costa Mesa--アバゴ(Avago Technologies Limited)とエミュレクス(Emulex Corporation)は、約6億600万ドル、全額現金取引でアバゴがエミュレクスを買収することで正式に契約した。
両社の役員会が承認した契約条件にしたがい、アバゴの子会社が、エミュレクスの発行済み普通株を1株あたり現金8ドルで公開買付を始める。
「エミュレクスの接続ビジネスは、アバゴの、エンタプライズストレージエンド市場向けの既存ポートフォリオにうまく合致している」とアバゴのCEO、Hock Tan氏は語っている。
完了次第、この買収はアバゴの1株あたりのnon-GAAP収益増に寄与すると見られている。
全体でエミュレクスの発行済み株式の約2.5%を所有するエミュレクス経営陣の上級役員と同社のディレクタ全員がこの取引に賛成して、公開買付に応じた。
エミュレクスは、ハイパフォーマンスネットワーク向けに接続性、モニタリングおよびマネージメントソリューションを提供している。また、次世代のソフトウエア・デファインド(software-defined)、テレコ、ウエブスケールデータセンタ向けに、プロビジョニング、エンド・ツー・エンドアプリケーション可視化、最適化、加速性もこれに含まれる。同社のI/O接続性ポートフォリオは、帯域、遅延、セキュリティ、仮想化のマネージメントを可能にするもので、世界の先進的OEMsやODMsのサーバやストレージソリューションにデザインインしている。同社のネットワーク可視化ポートフォリオは、アプリケーションやネットワークパフォーマンスマネージメントのモニタや改善のために世界中の企業が利用している。