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リモートでオペレーターが安全かつ迅速に現場の状況把握ができる革新的なドローン運用技術を開発

December, 23, 2024, 東京--NEDOが進める「人工知能活用による革新的リモート技術開発プロジェクト」において、東京大学大学院工学系研究科(東京大学)、産業技術総合研究所(産総研)、イームズロボティクス株式会社、株式会社NTTドコモは、リモートでオペレーターが安全かつ迅速に現場の状況把握ができる革新的なドローン運用技術(革新的ドローンリモート技術)を開発した。

革新的ドローンリモート技術は、危険性・緊急性を有する現場の迅速な状況把握が要求される警備分野や消防・防災分野において、1人のオペレーターが自律分散協調飛行するドローン群の運用による高度な調査活動を可能にする。具体的には、複数台のドローンで撮影した高解像度映像やLiDARセンサから得られた情報を統合処理することにより、現場の状況を即座にデジタル空間上に再現する。

2024年10月16日~18日および12月4日~6日に福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市・浪江町)において、警備業務を想定したシナリオに沿ってこの技術を実証し、オペレータの安全を確保した上で迅速な初動対応の実現に貢献できる見通しを得た。この事業終了後には、実用化に向けた開発・実証を進める。これにより、あらゆる場面でドローンを利活用できる社会の実現を目指す。
(詳細は、https://www.t.u-tokyo.ac.jp)