February, 10, 2015, Leuven--imecは、Photonics West 2015で新しい一連のスナップショットハイパースペクトラルCMOSイメージセンサを紹介する。特徴はモザイクレイアウトのフィルタ構造で、4×4および5×5「Bayerライク」アレイでピクセルごとの処理。
imecのハイパースペクトラルフィルタ構造は、商用CMOSイメージセンサウエファ上に、ウエファレベルで加工され、コンパクトでローコスト量産可能なハイパースペクトラルイメージングソリューション。これにより、マシンビジョン、医療イメージング、精密農業からセキュリティ、自動車や家電機器などの量産工業まで幅広い多数のアプリケーションに道を開く。
新開発のモザイクセンサの特徴は、ピクセルあたり1スペクトルフィルタで、4×4(16スペクトル帯)または5×5(25スペクトル帯)のモザイクにアレンジされており、200万アレイのピクセルが5.5µmサイズCMOS CMV2000センサに配置されている。モザイクハイパースペクトラルイメージセンサは2バージョンある。
・4×4モザイク、470-630nm レンジ16スペクトル帯(可視光範囲)
・5×5モザイク、600-1000nmレンジ25スペクトル帯(可視光-NIR範囲)
「imecのハイパースペクトラルイメージングセンサ(100バンドラインスキャン、32バンドタイル、16/25バンドモザイクデザイン)は既製品、市販エンジニアリングサンプル。これらは細分化されているマシンビジョン市場に対処するために、また他の産業の潜在エンドユーザにこの比類のない技術に関心をもってもらうために開発した。すでにこの技術を知っている企業にはカスタマイズした特殊フィルタも提供する」とimecのビジネス開発マネージャ、Jerome Baron氏は説明している。