December, 3, 2024, San Diego--サンディエゴを拠点とするスタートアップ、Firestorm Labsは、Group 2の無人航空機(約21〜55ポンド)の機体を約9時間で3Dプリントし、すべてのコンポーネントを合計36時間で統合できると、同社の事業開発担当副社長Brett Barbeeはインタビューで話している。
同社は、革新的な戦闘能力を評価するために、夏の2週間にインディアナ州で開催されたTechnology Readiness Experimentation(T-REX 24-2)のデモンストレーションに、同社のTempest 50ドローンを持ち込んだ。このデモは、研究・技術担当国防次官室が主催する「Rapid Defense Experimentation Reserve」イニシアチブの一環である。
Barbeeは、新しい機体を構築できる速度は、3Dプリントプロセス、設計のシンプルさ、市販のコンポーネントの使用という3つの要因によるものだと考えている。
同社は「兵士の需要とニーズに応じて、ゼロから多数まで迅速に拡張できる」と説明している。同社はサンディエゴの本社で航空機を製造しており、拡張される予定である。しかし、処理しきれない大量の注文がある場合、Firestorm は世界の他の地域の 3D プリント請負業者のネットワークに頼って、その不足分を補うことができる。
「われわれは、アディティブ・マニュファクチャリング(AM)の分野全体で非常に強力な関係を築いており、これにより、これらのプリンタをグローバルに活用することができる」(Brett Barbee)。また、同氏によると、同社の技術は輸出許可要件を満たしている。
機体が完成すると、同社は顧客が指定したペイロードを迅速に統合する。
「機体の設計を迅速に変更して、様々なセンサやペイロードに対応可能である」(Brett Barbee)。これには、電子戦装置、データリンク、および必要に応じて爆発物が含まれる。
「兵士が多数のミッションユースケースに対応するために利用できるオプションはたくさんある。われわれは、われわれの機体にある自由と柔軟性に基づいて、これらのものを迅速に統合する」(Barbee)
Barbeeの見積では、従来の製造プロセスを使用して同様のサイズのドローンを組み立てるには6〜8週間かかる。
完成品は、他のGroup 2固定翼ドローンの5分の1のコストになる。「製造にかかる時間の約10分の1で5分の1のコストを組み合わせると、これら2つは非常に魅力的な差別化要因になる」とBarbeeはコメントしている。