February, 2, 2015, Paris--アルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)とボーダフォンスペイン(Vodafone Spain)は、マドリッドとサラゴサ間の既存光インフラ、400kmを使って最大400Gまでのデータ伝送トライアルを成功させた。
トライアルはAlcatel-Lucentの400G技術で行われ、既存光ネットワークで17.6Tbit/sまでのデータを伝送できることを実証した。これは、現状のスペクトル効率を2倍にする。また、これは88枚のBluRayディスクのコンテンツを1秒で伝送し、同時に電力とスペースの消費を半分に削減することに相当する。
主な要点
・400Gbps伝送トライアルはボーダフォンスペインのマドリッドとサラゴサ間、既存分散補償モジュールネットワークで行われた。
・トライアルは既存の光ネットワークを用いた400kmをカバー。同ネットワークは、当初10Gbps、40Gbps、100Gbpsトラフィックストリームの混合伝送を行っていた。
・Alcatel-Lucentの光トライアルソリューションは同社の1830 フォトニックサービススイッチ(PSS)プラットフォームをベースにしており、既存の10Gbps、40Gbps、100Gbpsネットワークリンクを同時に導入することができる。
・400Gbps光技術は、Alcatel-Lucentの研究機関、Bell Labsが開発した。
・今回のトライアルは、400Gbps伝送が、トラフィックの中断、光リンクの再設計をすることなく、既存のネットワークに400Gbps伝送を追加できることを実証した。