DellOro Group、1H24テレコムCAPEXは10%減少

October, 17, 2024, Redwood City--調査会社Dell’Oro Groupが最近発表したレポートによると、通信事業者(テレコム)は現在、5Gおよび固定ブロードバンド技術への投資を縮小している。予備的な調査結果によると、2023年後半を形作ったより困難な状況は、2024年前半まで続いたことが示されている。2024年上半期(1H24)の世界の通信設備投資は、在庫の蓄積、中国、インド、米国での需要の低迷、5Gの比較の難しさ、容量の過剰、不確実性の高まりなどが一因で、前年同期比で10%減少した。

「ハイレベルなメッセージは明確だ。収益の伸びが低迷し、新しい技術や機会を収益化することの難しさが、リスク選好度と長期にわたる資本集約度を引き上げる意欲に影響を与えている」と、Dell’Oro GroupのRANおよびテレコム設備投資リサーチ担当バイスプレジデントであるStefan Pongratzはコメントしている。「さらに、新技術の採用に関して、先進地域と低開発地域との間の格差が縮小していることが、上昇と下降の途中で投資集約度に影響を与えている」とポングラッツ氏は続けた。

2024年9月のテレコムCAPEXレポートからのその他のハイライト:
・世界の通信事業者の収益は、今後3年間でCAGR1%で増加すると予想されている。
・世界の通信設備投資は、2024年に1桁台半ば、2026年にはCAGRでマイナス2%の減少が見込まれている。
・無線と有線の組み合わせはほとんど変わらず、無線の厳しい時代が続いていることを反映している。ワイヤレス関連の設備投資は、2026 年までに CAGR 3 % で減少する見込みである。
・資本集約度比率は、2023年の17%から2026年までに15%に近づくとモデル化されている。